インターネットを見ていたら、へーこんな物までインターネットで販売
しているんだというものがあります。
レーザー墨出し器というんですが、ざっと言うと、水平器の親分みたいな
代物でして、当然、レーザー光線を使っていて、レーザー光線の大いなる特徴である
直進性がいかんなく発揮されているものです。
私も実際の工事に使っているのを見たのは、この春に、室内のリフォームで
ウオークインクローゼットを作っていた時に、この眼で見たことがあります。
その時の大工さん曰く、レーザー墨出し器を使うと、寸法の狂いが少なく
床の傾きなどもすぐにわかり、クローゼットの扉の建て付けもスムーズに
出来るそうです。当然、引っかかりなどもないので、開け閉めもかるーく
力もいりません。昔は、水平器や曲がり尺などを駆使していたそうですが、
最近は、このレーザー墨出し器でおかげで、仕事の効率も良くなったそうです。
最近の大工さんは、技術の伝承はもちろんのことですが、インターネットを
抵抗無く利用することによって、いろいろな情報を集めたり、より使いがって
のよい機械、道具を探したりしているそうです。
こんなレーザー墨出し器のような事例があると、時代はどんどん動いているのを実感しますね。
親方から弟子への流れだけでなく、弟子から親方への提案が、職人さんの
世界にまで広がって来ているようです。